ピアノ、つれづれ

30年ぶりに再開したピアノの日記

ピアノレッスン第2回目

今日は第2回目のレッスンでした。

直前まで練習していました。(ギリギリのラストスパート)

 

先週の音楽クイズの解答を教えていただきましたが、残念ながら不正解。

ベートーヴェンの第5番の演奏会の失敗の理由を当てるクイズでした。

正解は、演奏会の日が寒すぎて、お客さんが来なかったとのこと。

 

1分間ゲームはヘ音記号のメロディからの出題でした。

今回、ヘ音記号なので、あまり自信はなかったのですが、先週のト音記号と同様20枚読むことができました。やったー!!

 

そして、一冊目バーナム。

1 歩こう、走ろう

先週に引き続き、4分音符、8分音符、16分音符の音階を、最初はレガート、2回目はスタッカートでテンポよく弾きます。

先生の手拍子がないと、どことなく途中から、本来より速めで弾いてしまうわたしの癖。

それを意識して、途中から速くなりすぎないように弾きました。→結果、〇

 

2 スキップしよう →〇

3 ホッピングしよう →〇 手首を使ったスタッカートを心がけました。

 

2冊目 チェルニー

1番 こちらはスタッカートとタッカのリズムでの練習が功をなしたのか、先週より上手になったようで、スムーズに〇をもらえました。

宿題は2番。こちらはまずは和音で弾いてみました。なめらかに弾くための指使いに注意。クレッシェンドも意識して弾きます。まずは右手左手なまらかに弾くための練習に勤しむしかない。

 

3冊目 ブルグミュラー 「素直な心」

こちらが簡単そうで、奥深い…

左手が和音なんですが、その和音が変化するときに、音の空白が生じてしまうことを指摘されました。そういえば、次の和音に備えることばかり考えて、和音の変化をスムーズに聞かせるということは頭になかった!!

ただ音符をなぞって弾くだけだと簡単なこの「素直な心」。

しかし、クレッシェンド、リテヌート、スフォルツアンド、などなど、注意して弾かなければいけないところが多々。その上、和音変化をスムーズにすることを考慮すると、意外と難曲…

かろうじて、〇はもらえました。

でも、「素直な心」で難曲なら、お次の「アラベスク」なんて、もっともっともーーーっと難曲です。

レッスンでは、右手と左手を分けて弾きました。

序奏の後の有名なメロディ「ラシドシラ」の下にはleggieroレジェ―ロという表記があります。こちらの意味は「軽やかに」とのこと。

そう、この「ラシドシラ」を軽やかに弾くのが意外と難しい。

わたしの場合、親指、人差し指の力が強すぎて、中指あたりから弱くなるので、なんともいびつな「ラシドシラ」になるんですよね。これを練習して、軽やかに、かっこよい「ラシドシラ」にしていかないと。

それにしても、この「アラベスク」という曲は、リズミカルで美しい曲です。12小節目の、左も右もメロディのあたり、左と右が呼応しあうような、ポリフォニー

そして、難曲の18小節目。右手と左手の指使いが難しい。最初から両手で練習しないで、片手づつ丁寧に練習してから合わせるようにすれば、乗り切れるだろうか。

dim e poco rall ラレンタンドはritenリテヌートと同じだと思ったら違うんですね・・・ ラレンタントはだんだんゆっくりという表記らしいです。

そして、コーダ。ずっとわたしの中でコーダの意味が曖昧でしたが、アラベスクのコーダの位置を教えてもらって、ようやくリアルに理解できました。

最後の「ミレドシラ」はresolutoリソルート、きっぱりと、最後の和音の部分を間違えないように、キメたいと思います。

 

それにしても、ブルグミュラー、深い!!

こどもようの簡単な曲集、と思っていたら、大間違い。

美しく弾くとはどういうことなのかを考えさせられる曲です。

 

ブラームス 3つの間奏曲 op117‐2

昨夜は、AppleMusicでブラームスの3つの間奏曲 op117‐2 をテーマにプレイリストを作って夜更かししました。

 

当たり前ですが、ピアニスト一人一人演奏の仕方が異なり興味深いです。

この曲、難易度はwebで調べたら、中級の難しめ?っぽいので、弾くのはまだまだ先になりそう…

 

驚いたのは、グレン・グールドがこの曲を演奏した録音があることです。

わたしの中では、勝手にグレン・グールドはバッハの印象。

でも、ブラームスの小品の演奏もしていたんですねー

わたしは勝手にこの曲は森で散歩しているうちに、物思いにふけって、道に迷ったような曲とイメージしているので、迷いのない印象のグールドがこの曲を演奏しているのは新鮮でした。

 


Brahms - Intermezzo Op.117-2

 

ポゴレリチの演奏も見つけました。アルゲリッチが彼が22歳で参加したショパン国際ピアノ・コンクールで予選落ちしたことに激昂し、審査員を降りたという話は有名です。

審査員によっては落としたくなるポゴレリチの演奏、どれだけ個性的な演奏なのか、じっくり聴き込んでみようと思います。

 


Ivo Pogorelich Brahms Intermezzo Op. 117 No. 2

 

 

大物の演奏もありました。アントゥール・ルービンシュタイン


Brahms - Intermezzo Op.117, No. 2 | Arthur Rubinstein [HD

 

聴いていると夢中になって、今夜も寝るのが遅くなりそうです。

 

 

弾いてみたい曲

最近、カティア・ブニアティシビリさんの演奏をよく聴きます。

寝る前に聞くのは、『Motherland』というファンタジックな印象のアルバム。

このアルバムには、繊細で、儚げで、夢を見ているような、優しさがいっぱい詰まっています。

 


Khatia Buniatishvili - Khatia Buniatishvili: Motherland

 

そして、このアルバムで特にわたしの気に入っている曲。

それは、ブラームスの小品、間奏曲 117-2 です。

神秘的で、少し陰鬱で、秘密に満ち、ためらい、逡巡し、葛藤の森をさまよっているようなメロディ。

難易度はどれくらいなのかなぁ。

この曲を弾くのを、今年度の目標にしたいです。

Brahms Intermezzo Op. 117 No. 2


Grigory Sokolov - Brahms Intermezzo Op. 117 No. 2

ウクレレとJ-POP

前ブログで触れたように、ピアノも再開したのですが、最近、それ以外にウクレレも始めました!

ママ友さんが薦めてくれたのがきっかけです。

最初はママ友さんからウクレレを借りて、たどたどしく弾いていたのですが、やっているうちに、家でも練習してちゃんとやりたくなり、Amazonウクレレを購入。

 

買ったのは以下です。

 

【新仕様】【ソフトケース付】ARIA/アリア AU-1 ソプラノ・ウクレレ/ギヤペグ仕様

 

最初に練習したのはスピッツの『チェリー』。

 

たどたどしく、少しづつですが、弾き語り練習をしていると、とっても楽しい!!

こちらの曲は、テンポも音程も初心者にやさしい。

同時に甘酸っぱい青春(あったのか?)を彷彿とさせます。

 

まだまだ、音を綺麗に出すことができず、たまに、ポコッ、ポコッと、響かない音が出てしまうけど、試行錯誤して練習しています。

C、Gはなんとか、少しだけマシなのですが、問題はF!

人差し指の腹が隣の弦に当たってしまい、音が綺麗に響かない~

練習あるのみです。

 


スピッツ / チェリー

 

もう1曲、DREAMS COME TRUEの『Love Love Love』を練習しています。

 

ところで、ウクレレ開始と共に触れることになったJ‐POP。

意外と良いんですよ、これが。見直しました。

これまで、車の運転のときなどは、洋楽ばかり聞いていたわたし。

J-POPの良いところは、歌詞を味わいながら聴けることですね。

特に、『Love Love Love』の歌詞は特に響いてきます。

若い頃、この曲を聴いたときは、単純に恋愛の曲だと思い込んでいたのですが、見方によっては、家族、そして、亡くなってしまい、もう会えない人を歌う曲と捉えることもできます。

 


DREAMS COME TRUE - LOVE LOVE LOVE (from THE DREAM QUEST TOUR 2017 Live Ver.)

 

同じドリカムの『何度でも』の歌詞も良い!曲自体も良いけど、歌詞が良いです。

 

1万回だめで へとへとになっても

1万1回目は 何か 変わるかもしれない

 

不器用で失敗ばかりしているわたしですが、Fコードを1万回練習したら、いつか良い音が出せるようになるかしら、なんて思わせてくれるこの曲、大好きです。

 


DREAMS COME TRUE - 「何度でも」

 

 

 

ピアノレッスン第1回目

今日は、記念すべき、再開ピアノの初レッスン♪

初レッスンということで、記念プレゼントをいただきました!(わーい)

 

レッスン室には生徒さん皆の写真が貼ってあるのですが、なんとわたしの写真も貼るとのことで、恥ずかしながら、撮影してもらいました。

 

そして、いよいよレッスン開始。

 

最初に音楽クイズ。

ベートーヴェン交響曲第5番に関する出題。

 

次は、1分間クイズ。

娘のレッスンのときもやっていますが、今日はト音記号のメロディが書かれたカードを1分間に何枚読めるかという課題。

初めてでしたが、20枚読めました!やったぁ!

 

 

 

1冊目は『バーナムピアノテクニック 1』

 

ピアノをやっていた子どものときは、バーナムはやっていませんでしたので、初挑戦です。

 

バーナムピアノテクニック(1)

 

 

グループ1

1 歩こう、走ろう

2 スキップしよう

3 ホッピングしよう

 

指を速く動かすための練習として、スタッカートを利用するということを習いました。

確かに、速く弾くための訓練として、良い気がする!

今日から練習のときに実践します!

 

しかも、スタッカートはしっかり手首を使って、ボールを手でバウンドするイメージでやったほうが良いとのこと。指先だけで、なんとなく、跳ねて弾いていたなー苦笑

 

2冊目は『チェルニー やさしい20の練習曲』

 

チェルニー、子どもの頃、苦手意識に強かったチェルニー

 

チェルニー やさしい20の練習曲 「30番練習曲集」の前に

 

やさしい…と言っても、なんとも手ごたえのあるチェルニーの1番。

弾きごたえがあります。

演奏する上での留意点てんこもり。

 

こちらのスタッカートと、タッカのリズムで弾くのが、良い練習になるそうです。

・休符記号に注意して(間違って音符を押しっぱなしにしないように)弾く。

・先生が楽譜に赤鉛筆で記載してくれたクレッシェンドを効果的に弾く。

これらを念頭に、注意深く練習しようと思います。

 

3冊目は曲集。

『ピアノの贈り物 1 レッスンのための名曲集』

こちらは、ブルグミュラー25の練習曲を中心に、プラスアルファのように、バッハやベートーベン、モーツアルトシューマンの作品が含まれた曲集です。

 

ピアノの贈りもの(1) レッスンのための名曲集

 

宿題はブルグミュラーの『素直な心』

実を言うと、この曲、ハ長調で弾きやすくて、さらーーーーっと弾けば、それでよいと思っていたわたし。

 

お、大間違いでした・・・・・

 

なんとわたし、音楽記号をまるで無視して弾いてしまいました。

 

まぁ、P(ピアノ)は小さく、くらいはなんとなく意識していたのですが、それ以外の記号はまるで無視。

 

それ以外の記号とは・・・

 

dolce ドルチェ やわらかく、やさしく

cresc. クレッシェンド だんだん強く

sℱ スフォルツァンド その音を特に強く目立たせて

riten リテヌート テンポを落として

 

等々

 

いろいろありますね。

何と言っても、ブルグミュラーはロマン派の作曲家で、『素直な心』というタイトルまで付いている楽曲ですので、表現豊かに、感情豊かに、仕上げたいと思いました。

 

 

 

 

ショパンのピアノ協奏曲と『戦場のピアニスト』のバラード1番

実は先月、3週間の間、持病で入院していました。

その3週間… ええ、たくさんのピアノ曲を聴きましたとも!

そして、ピアノにまつわる映画も観ました。

そう、わたしの入院の裏テーマはピアノ、ショパンでした。

 

そこで繰り返し聴いた曲は、ショパンピアノ協奏曲第2番

ショパンのピアノ協奏曲は、先に第2番、その次に第1番が作曲されました。第1番のほうが作品としての完成度は高いと言われています。

 

でも、しかしっ!わたしはとにかく第2番のロマンチックというか、センチメンタルな旋律が好きです。夢を見ているような、でも、同時にその儚さを認識した上で、切なさと哀しさを表現しているような、この曲。

 

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でも、2015年ショパンコンクールのファイナルでチョ・ソンジンくんが弾いたピアノ協奏曲1番も圧巻です。

 

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ノクターン、ワルツ、ソナタスケルツォ、様々なショパンの作品を聴きました。

ショパンにまつわる映画を観たいと思ってAmazonPrimeVideoで視聴したのが『戦場のピアニスト』 単にショパンを知りたい聴きたいと思って観るには、壮絶、痛まし過ぎる映画でした。

 

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この映画で奏でられるショパンのバラード1番は、すべての哀しさ、憤り、無念、それらの感情を表現しているようで、決して忘れることはできません。

 

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ピアノで自分を表現することを夢見て…

こんにちは。

mizueです。

娘が去年からピアノを習っているのですが、横で練習を見ていて、自分もピアノをやりたい気持ちがムクムクと膨れ上がり、30年ぶりにピアノを再開することを決心しました。

 

簡単にここまでの気持ちや経緯を説明すると…

 

これまで、趣味で書評を書いたり、お菓子作りやパン作りをしてきたけれど、ここに来て、なぜか自分の中の様々な感情を、音楽を通して、表現したくなりました。

 

ひとつのきっかけは、春頃、たまたま、AppleMusicで、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聞いて、この曲に夢中になってしまいました。

 

こちらはショパンコンクール優勝の韓国のチョ・ソンジンくんの演奏

 

こちらもショパンコンクール優勝者のクリスチャン・ツィメルマンの演奏

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わたしの一番好きなスヴャトスラフ・リヒテルの演奏。もう鳥肌ものです。

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同曲の演奏を繰り返し聴いていくうちに、次はショパンのピアノ協奏曲、ドビュッシーのベルガマスク組曲の様々なピアニストさんの演奏で、繰り返し聴くようになりました。

 

「ピアニストさん一人一人、演奏や表現の仕方って本当に違うんだなぁ…」

「わたしも自分の中の気持ちや感情を、こうやって音楽で表現できたらいいなあ…」

 

もちろん、表現する、というのは、確かな技術を習得した上で可能なこと。

では、それが少しでも可能になるように、ピアノを再開して、レッスンを受けよう。

 

 

これが、ピアノを始めようと思った経緯です。